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ぱどるさいと
漢字1文字を動かしたい

GIFアニメは、作りたくなるもの

昔も昔。GIFアニメを作っていたことがある。しかも誰も見ていないWEBサイトで公開していた。 何のために、誰のために作っていたのかは考えないことにする。
せっかく作った思い入れのあるGIFアニメなので、今再び公開しようと思う。
ついでに、GIFとは何か?どのように作るのか?も簡単に紹介。

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GIFとは?

GIF(ジフ)は「Graphics Interchange Format」の略。
ビットマップやJPEGと並ぶ画像のフォーマットのひとつで、現在多くのWEBサイトで利用されている。

GIFの特徴は、背景の透過やアニメーションに対応していること。
背景の透過はJPEGなどでも対応している、と考えると、アニメーションに対応している点が最大の特徴。
ブラウザ上でアニメーションを表示する手段として、他にFLASHがあるけれど、FLASHをインストールしていない、 もしくはインストールしていても無効にしている環境には表示できないといった難点がある。
一方で、GIFの場合は再生ソフトのインストールが不要で、多くのブラウザがGIFの表示に対応しているため、 WEBサイトの制作側がページを華やかにしたい場合、一番簡単な手段はGIFによるアニメーションかもしれない。

性質上、ちょっとしたワンポイントの画像には向いているけれど、長いアニメーションには不向き。
そのため、WEBページのはしっこで小さなキャラクターを動かす、見出しの先頭の記号を動かす、といった使われ方をしている。

4文字だとしても動かしたい

一刀両断
最初から再生

これも当時作ったもの。よくもまぁこんなものを作る時間があったと思う。しかも、オチをどうするか一切考えないまま作り出していた記憶がある。
漢字一文字のシリーズとは違って、こちらでは色も付けてみている。

作り方の一例

GIFアニメーションはいろいろな作り方があるけれど、ここでは、いわゆるパラパラ漫画の要領での作り方を紹介。
コマ(フレーム)の中で静止している部分は、次のコマでも同じ位置に描く。コマの中で動かしたい部分は、次のコマでは少しずらした位置に描く。
短い間でそれらの画像を素早く切り替えることで、アニメーションとなる。
各フレームを表示している時間もフレームごとに細かく設定することが可能。

漢字1文字のシリーズや、一刀両断の制作に使ったソフトは下記の通り。すべてフリーソフト。

漢字1文字のシリーズは「EasyToon」、一刀両断は「Giam」で制作。
どちらも多機能ではないものの、とても簡単にGIFアニメーションを作成することが出来るため、これからGIFアニメを始めようと思っている人にお勧め。

「EasyToon」は、白黒のGIFアニメを作成することが出来るソフト。
機能がとてもシンプルで、1コマ1コマを地道に書いていく仕組み。紙にパラパラ漫画を描いている感覚にとても近い。
編集中は前のコマを薄く表示することが出来るため、少しずらしてなぞるように描くことで、簡単に動きを表現できる。

「Giam」は、予め用意した各コマの画像を読み込んで、GIFアニメーションにすることに向いているソフト。
ただ、新規にコマを追加したり、外部編集ソフトですぐさまコマの修正をすることもできるため、とても使い勝手が良い。

ここではパラパラ漫画の要領での作り方を紹介したけれど、 他の製作手段としては、他のフォーマットで作成されたアニメーションを静止画にバラし、GIFにするこというものがある。
でもやっぱり、1枚1枚手作りしたい…!

魅力

GIFアニメーションの魅力は、多くの環境で表示可能であること。そしてやっぱり、制作の手軽さにあると思う。
制作する上でFLASHほどの勉強は不要であることは非常にデカい。

勉強が必要であるアニメーションは、制作する前に労を要する代わりに、非常に効率的な制作方法でアドバンテージを得ることができる。
GIFアニメーションは、勉強をほぼ必要としない分、制作に地道な作業が必要。
GIFアニメを作っていて気付くのは、その地道な作業が楽しいということ。
オブジェクトを作ってベクトルで動きを付けるよりも、1コマ1コマ手作業で動きを付けるため、完成したものに愛着が沸く。

用途があるのであれば、フォーマットによる向き不向きは当然あるけれど、制作すること自体を目的とした個人の趣味として捉えると、 ついついGIFに手が伸びてしまう。制作の過程がとても楽しい。
その大変さ故に今はGIF作りから離れてしまったけれど、またいつか、何かしら作りたい。

こんなのも作っていたな

メデューサ メデューサ。

サイクロプス サイクロプス。ギリシャ神話が好きだったみたい。